コラム ~呼吸の恩恵

2011-01-07

呼吸の重要性についてはテレビ、雑誌などメディアで聞いたことがあるでしょう。
呼吸は酸素をからだに取り入れることだけでなく、私たちの健康と病気に対する治癒(いやし)を左右する神様から与えられた強力な武器です

呼吸は、個々の姿勢(からだの使い方)、思考、感情の表れであると共に、心臓血管系をはじめとするからだすべての器官系や脳神経系(自律神経系)のはたらきも反映しているので、呼吸のリズムと深さを意識的に自らコントロールすることができれば、心拍数・血圧・血液循環・消化・免疫系を強化することができるのです。

■浅い呼吸(胸式呼吸)  呼吸が乱れると、心と体が乱れる。

浅い呼吸(呼吸制限)は、人間の身体性(健康や行基)、精神性(思考、感情)の低下をあらわしています。つまり、深い呼吸をして自律神経のバランスを良くすることで、からだのバランスの乱れ、過去のけが、さまざまな慢性疾患、感情的トラウマなどの調整、強化ができるのです。

では、浅い呼吸とはどのような呼吸でしょうか?

  • 普段、あなたは肩を上下させて呼吸をしていませんか?
  • よくため息をつきませんか?
  • 何かに集中している時にふと息を止めていませんか?
  • からだが疲れて肩や首に力が入り呼吸が速くないですか?
  • 空気を吸った時、おへその下まで空気がはいっていきますか?
  • 運動をすると気持ちいいはずが、かえって疲れませんか?
  • あるいは普段何もしていないのに疲れ、倦怠感を感じませんか?
  • 手足が冷え、足がつったりしませんか?

このような方は、胸式呼吸により呼吸が浅くなり何らかの慢性疾患があるかもしれません。

■深い呼吸(複式呼吸)  呼吸が深くなると、心と体が安定する。

私たちが、深くゆっくりとした呼吸をしている時、心とからだもゆったりとし、活力ある人生を送ることができます。

一般的に呼吸は、胸郭、肋間筋、横隔膜などの拡張と収縮により、肺の中に空気を出し入れすることを云いますが、実際はもっと多くの体の部位が連動して行われるものです。

呼吸時には、頭がい骨、ろっ骨、背骨、骨盤、足の骨、全身の筋肉、筋膜、脳硬膜といった組織が拡張と収縮を繰り返しています。この拡張と収縮のリズムは、睡眠、血圧調整、ホルモン分泌、水分代謝、糖代謝、脂肪代謝、熱代謝、血液成分など、私たちの体の身体的、精神的バランスに大きな影響を及ぼしており、腹式呼吸を意識することにより、私たちは自分の健康に対して多大な恩恵を受けることができるのです。

■複式呼吸のエクササイズ

今、瞑想の本や健康雑誌などで色々な呼吸法がありますが、どんな呼吸法でもかまいません。いろいろ試して自分にあったものをひとつ見つけ実行することが大切です。では、誰でも出来る、簡単な呼吸法をいくつかご紹介しましょう。

①ただ呼吸に意識を集中する
呼吸のリズムが気になっても、ただひたすら呼吸に意識を向ける。今、吸っているなぁ、はいているなぁと意識する。呼吸の吸う音、はく音に意識を向けると良いでしょう。
イメージ・・・呼吸に意識を集中させると、頭の中の考えや、感情の流れがゆるやかになります。思考、感情が穏やかになりはじめて、からだがリラックスできるのです。

②呼気から(はくことから)
私たちは呼吸をするとき吸うことから始めます。しかし吸うことばかり気がとられていると呼吸が浅くなってしまいます。呼吸のサイクルをはくことから始めてください。
イメージ・・・ゆっくり鼻または口から息をはき出します。無理にはき出したりせず、自然のままでおなかの中の空気をすべてはき出してください、吸うときは、はきだした空気をおへその下まで戻してあげるイメージで無理なく吸ってください。

はじめはこの①、②の呼吸法を単独で行い、慣れたら組み合わせてやってみてください。日常の疲れたときに少し時間をとり、10回程度繰り返してください。その際、精神が落ち着くこと、からだがリラックスできたことを確かめてください。

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